そろばんで身につく力(1)

2018/05/02

そろばんで身につく力(1)

 

皆さんこんにちは!

児童くらぶそろばん教室代表の本田です。

今日も宜しくお願い致します。

 

今回はタイトルにもあるように

そろばんで身につく力について書いてみようと思います。

まあ、そろばんで身につく力は色々ありますから

全てを一気に書くことは難しいので

何回かに分けて書いていきますね。

 

今回は

「反復練習することの大事さ」

が身につく、ということを書きます。

 

実は私は仕事以外では、空手の道場で指導員を務めております。

空手の稽古というと

準備運動→基本稽古→移動稽古→型の稽古

→技の稽古→スパーリング

といった具合に進行するのですが

基本稽古、移動稽古、型の稽古

というのは伝統稽古と言われ

毎回ほぼ同じことの繰り返しなんです。

 

同じことの繰り返しなのですが

それが重要なんです。

 

よく勉強などでは

ステップアップ方式といって

徐々に難易度が上がっていくような方式がとられますが

出来るようになったことを十分に反復しないと

いつの間にか基本がガタガタになり

成績が伸びなくなってしまいます。

 

私は教育のプロですから

そういった失敗を重ねてきた子供たちを沢山預かり

勉強のやり方から根本的に変えさせ

基礎をしっかりと作り直し

志望の大学に合格をさせてきました。

 

だからその経験から

出来るようになったことでも

繰り返し繰り返しやることが

いかに重要か、ということを熟知しております。

 

武道の世界でも勉強の世界でも

同じなのです。

出来るようになったことでも

徹底的に繰り返し練習をしなければ

基本が出来上がらない。

 

そろばんは違います。

テキストの内容が出来るようになっても

練習問題集を何度もやらされ

繰り返し繰り返し練習をします。

 

昇級テストは先生からみてもう大丈夫!

とならなければ受験が出来ませんから

十二分に反復練習が足りて

基本が固まるまでトレーニングをさせられます。

 

子供の時代にこれが当たり前のこと、とならないと

学年が上がり中学、高校と進む中で

基礎がおろそかになり成績が伸び悩みます。

 

だから、そろばんを通じ

出来るようになったことを繰り返すことを

当たり前、と感じられるメンタリティーを

身につけさせること

 

これはものすごく重要なことなんです。

もっともっと先に進みたい、

でも、今やっていることをもっともっと繰り返すことは

とっても大切なことなんです。

 

私も子供を持つ親として

もっともっと先に進ませてやりたい

という気持ちが親の心の中に湧いてしまうことを

よく存じております。

 

しかし、基本が固まりきる前に

次から次へと進ませてしまうことは

かえって効率の悪い学習になってしまうのだ

ということをこの機会に保護者の皆様にも

再認識して頂きたいと思います。

 

同じ問題をやるにしても

時間を短く切って出来るようにすれば

子供にとっては新たなチャレンジになります。

 

この記事を書きながら私自身、

基本を固める時期には

トコトン反復練習をさせ、

それが当たり前だと感じられるようになれるよう

指導の際に気を付けて参りたいと

もう一度確認しようと思いました。